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透明人間18号

~人造人間18号~

ラジオで先行オンエアされました




「虹の色を掻き混ぜると 同じ色をしていると」って聞こえたときに「おーーー」ってなりました







歌詞


「黒発:白着 鈍行に乗り 何万回目かの里帰り」




最初に黒になろうとしたけどなりきれなくて、白に向かおうとするけどそれもできなくて、それを何万回も繰り返して自分の色を見つけるのが人生








「何ににも染まらぬように 何にでも溶けるように

 心と声との隙間に 裸で立ってられるように   」




何にでも染まってしまうどっち付かず人のことをいってるんじゃないんですよね




自分の心と声の隙間にたって自分の思うままに何でもできる人が透明人間なんです







「愛さないで 愛でよう

 探らないで 探そう

 語らないで 喋ろう

 歩まないで 歩こう

 
 愛さないで 愛でよう

 飾らないで 飾ろう

 変わらないで 変えよう

 失くさないで 捨てよう」



これは雑誌の人が「生きるってことは、愛さないか愛でるか、歩むか歩まないか、するかしないかの間だっていってるんですよね」って言って洋次郎に「正解」って言われてました




雑誌のインタビュアーってすごいなって改めて思いました




本当に音楽に興味を持ってのめりこんでるんですね






人造人間18号



ドラゴンボールに出てくる女の小型のサイボーグなんですけど、最初はベジータなんかより遥かに強かったです




人間は意思を持ってるからこの曲みたいにありのままに生きられる人はいないんじゃないかって洋次郎が雑誌で言ってました




だからサイボーグをモチーフにしたんでしょうね
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π

~π~

ピアノロック!




コレも新境地




ピアノを演奏しているのは河野圭さん




ライブで「螢」のピアノを弾いていたのはこの人でしょうか?







喜怒哀楽の全方位を縦横無尽に動き回るこのアルバムの中ですべてことの真ん中を歌っているのがこの曲です





相関図で本当は「π」と「透明人間18号」を真ん中に置きたかったんですけど、力不足でした





歌詞


「どんだけ頑張ってみたところで好きにはなれない人がいて

 けどその人もきっとどっかの誰かにとってかけがえのない人で

 今日も丸くなるけど

 本当の形は 目に見えるものと チガッタリシテルンダロウ  」




自分の目に見えてるものって実際のものよりも遥かに少ないんですよね




見えてるものとそれよりも遥かに大量の見えないものにグチャグチャにされて形になったのが自分なんでしょうか







π=3.14159265358979323846264338327950288419716939937510582097494459230781640628620899・・・・・



産医師異国に向かう産後厄なく産婦みやしろに虫散々闇に鳴く・・・です

G行為

~G行為~

4分なんですよこの曲




この曲をはじめて聴いたときに「内容がつまってて、コレもまた5分超の大作か?」って思ったんですけど、ふとコンポを見たら「4:00」





内容と時間は比例しません







ロックバンドっていう肩書きを持ちながらヒップホップをこんなにサラッと、そしてこんなに完成度高く作れるのはラッドの、洋次郎の才能ですね






歌詞を無視するとものすごくかっこよく見える




「歌えるようになりたい」なんて思っちゃって口ずさんでみたんですけど、この曲の苦しさに気付かされます




言葉一本勝負のこの曲では洋次郎の語彙力が爆発してます





どんどんきつくて苦しいほうへ引きずり込まれていく感じ




「私かねがね思ってたことが・・・」ってところが救いですね




今回のアルバムの曲はどんなに苦しくても、自己解決してくれるんですよね←「狭心症」以外はだけど








ラジオ


洋次郎曰くこの曲はこのアルバムの汚れ




「きれいな部分と汚い部分があるのが本当だから、汚い部分があることできれいな部分の説得力がよりいっそう増す」





「RADWIMPS」っていうのも


rad : かっこいい


wimp : 意気地なし




ちゃんと最初からこのスタンスは変わってないんですね

君と羊と青

~君と羊と青~

陽の気に満ちてる




テンションが上がる





人生のこの時期に出会えてよかった






歌詞



「喜怒哀楽の全方位を 縦横無尽に駆け抜けた日々を」




このアルバムの中のキーワードの一つだと思います




この曲はTHE青春って感じもするけど、人生のどのタイミングにも当てはまる曲だと思いました





「あの日僕らを染め上げた群青が 今もこの皮膚の下を覆ってんだ」





あの日=青春時代




だから、今青春を生きている人には自分の骨組みを作って欲しい←みたいな?








「君」

いろんな解釈があります




「未来の自分」とか「青春時代の彼女」とか







歌詞がまだ出てないときに「君を見つけ出したときの感情が この五臓の六腑を動かしてんだ」を「君を見つけ出したときの感情が この小僧のロックを動かしてんだ」って聴き間違えてました




「完全に「君」ってギターとか音楽のことじゃん」って思ってたんですけど、歌詞が違いました




でも、この解釈もありかな?って自分では思ってます






雑誌から


この曲はライブのリハーサルのときに骨組みができて、「ライブの雰囲気を持った曲」っていってました




ライブ行きたいが・・・行きたいな

グラウンドゼロ

~グラウンドゼロ~

「爆心地」です



時間っていうのはゆっくりと流れているって考えてしまうのが人間のいけないところでもあるんですえど、実は爆発的な速さで人間は未来へと向かっているんですね





余談ですが、中学のときの塾の先生が「光と同じ速度で走ると時間が止まる」っていってました





目に入ってくる映像が変わらなくなるらしいです








歌詞

「遥か先の君に叫ぶ「今から行くから待っててよ」

 その瞳に浮かべて君は僕の未来そのものだったんだ」




僕の考えなんですけど、過去、今、未来の自分っていうのはまったく違う人間・・・っていうと大げさなんですけど、他人同士みたいな感じがします





一見無責任に見えるかもしれないけど、そうすると甘えがなくなって「未来の自分が困らないように今、頑張っておかなきゃ」とか「過去の自分が頑張ってくれたんだからちゃんと生かさなきゃ」とかっていう考え方ができるんです








「君」といえば「君と羊と青」ですけど、「君と羊と青」に出てくる「君」っていうのは、この曲に出てくるものと同じものだと思います←いくらでも違う解釈ができてくるんですが










雑誌から



ドラムの音なんですけど「パスッ」っていう高い音と普通の音が二重になってるんです





高い音のほうは智史君がゆっくりたたいたのを早回しして作ったそうです





切迫感みたいなものがうまく表現されてると思いました







ラッドはどちらかというと「使えるものは使ってよりクオリティーの高いものを」っていう感じの曲が多いですけど、チャットモンチーとかSPECIAL OTHERSみたいに「人力でどこまでいけるか」っていうことを根本において曲を作ってるバンドもありますよね





どちらにもいいところはある





ぶれてなければそれでいいです





ポリシーを持ったバンドっていうのはやっぱりカッコイイ

ものもらい

~ものもらい~

なんとなく最初に一番惹かれたのはこの曲でした





でも、このアルバムの中で一番解釈が難しいと思います





聞き込んでいくとここに出てくるのは「魔法鏡」でも出てきた「肉体の自分」と「精神の自分」かなと思いました





歌詞


「そんなこと起こるはずもないこと

 でも起こったよ そんなもんじゃない その上行く出来事が」



いったいなんなんだ(-口-;)




まったく見当がつきません






「だってさ わざわざ 広い世界の中から

 僕の胸のここのところ 心の鼓動から

 2センチかそこらのところを お気に入りの場所に

 選んでくれたから だからこそ もはやそれは僕の一部と

 思い込む 脳に罪はないと思う

 ほら また自分かばった 自分ばっかだ         」



胸の鼓動を聞くときに手を胸に当てますよね




手を置く場所が「肉体の自分」お気に入りの場所って事でしょうか




「肉体の自分」と「精神の自分」との距離は2センチかそこらってことでしょうかね







この曲に「ほらまた・・・」のところで一番ひきつけられたんだと思います




自分自身を深く見つめていくこの「絶体絶命」で一つの大きなキーワードになってるんじゃないかなと思いました






「そうだ 一つが二つになったんだ この世に落とされるその前に

 一瞬前に だから 不時着後すぐ逢えたの           」



肉体と精神がまったく同じところにあったら自分というものを確認することはできなかったっていうことでしょうか




なんとなく分かるような分からないような・・・






「二度目の離ればなれも きっとすぐまた出会えるよ」




二度目って何なんだろう




最初から最後まで分からないけど心地いいみたいな感触がある曲です







大サビの洋次郎の声が何重にも重なってるところ好きです




どの曲でも好きなんですけど、この曲の重ね方はツボですね







雑誌から



この曲は3年前から原型はできていたそうなんですが、「アルトコロニーの定理」には馴染まないと思って入れなかったそうです





でも、「絶体絶命」には呼ばれるような感じで自然に入っていったそうです

DADA

アルバムはここから始まる



~DADA~[dadadadaVer.]


「ここからRADWIMPSがものすごい勢いで動き出す」といわんばかりのパーカッションからはじまりました





シングルではじめて聞いたときにレビューを作るのはアルバムを聞いてからにしようを思ったのはやっぱり正解でした





何回も聞いてこの曲のことがよく分かったような気がします(←ホントに気がするだけかも)






歌詞から





「生きてる間すべて遠回り すべて大回り なのにそれなのに

 近道探してみて 小回り お巡りに見つからないようにばかり」


「生まれた時すなわちそれが入り口 あとは誰しもが死ぬときが出口

 生きてることそれこそ回り道 長い暇つぶし そのものが命

 なのに なぜに我先に 向かう先は出口とも知らずに

 一抜けるために日々自分探し ならぬ肝試し 終いにゃうらめし」




この部分は生きていくことへの絶対的な肯定なんですよね





このことはスクールオブロックでいってて僕もその放送は聞いてました






ただギャンギャンドギヅイ言葉ででまくし立ててるだけじゃないんですよ、この曲は





どんどんと先に進んでいってしまう「効率優先至上主義」の世の中に警鐘を鳴らしてるんです








「我らの宝それはテクノロジー 新しい命のためにエコロジー

 守るべきこの星の素晴らしい未来のために いざ今目醒まし

 って何たわけた事抜かし 恥ずかしげもなく 夢見の心地に

 大事に抱えたその命がこの星にとり何よりもいらんのに 」



MUSICAで「僕はエコっていう言葉が全然理解できないんです」って洋次郎が言ってました




理由は歌詞の通りです




「人類が滅びるのが最大の効果を生むエコロジー」・・・




この部分では完全に「怒」が出てますね





この曲では人間が完全にぶち切れてる状態を表現したいってどこかでいってました





「喜怒哀楽の全方位を縦横無尽に駆け抜ける」このアルバムの「怒」の部分です




この感情につじつまを合わせる機能がちゃんとこのアルバムにはついてるんですよね







雑誌談



洋次郎はメンバーと会わなかった半年間にベースだけとかドラムだけとか鍵盤だけとかで曲を作ることに挑戦してたみたいです




この曲はスネアだけで曲を作ることにテーマを置いてたみたいです







レコーディングは智史君、武田君のリズム隊は難曲なのにもかかわらずすんなりOKだったみたいです




特に智史君は一発OKだったみたいで




ただ、桑さんは結構苦戦したみたい







この曲では洋次郎の歌声にも進化があったみたいです




「キャラが立ってる」って智史君はいってました




このアルバムは今までのもの以上に音と声が一体化したものになってるみたいです